JR東海道本線早川駅前で小さく始まった「早川駅前プチマルシェ」が9月23日の開催で5回目を迎え、地域のイベントとして定着しつつある。
早川駅前でパン店「Atelier Weizen Sae(アトリエ・ヴァイツェン・サエ)」を開業したオーナーの神戸さえさんが、開店から1年がたった5月の連休に「店の前で小さなマルシェをやってみよう」と思い立ち試験的に始めた「早川駅前プチマルシェ」。近隣の飲食店、生産者、古くから付き合いのある若いアーティストや作家が賛同して、自然発生的なマルシェとしてスタートした。
マルシェのテーマは「ハンドメード」「ローカル」「ナチュラル」。神戸さんは「何よりもおいしく楽しくが基本」と話す。回を重ねると、普段は人気の無い駅前に多くの人が集まり、店先には行列ができるほどにぎわいを見せた。地元だけでなく県外や都内からも訪ねるリピーターも現れてきたという。「ささやかな第一歩だが、確かな手応えを実感した」と神戸さん。
フード関係では、「アトリエ・ヴァイツェン・サエ」のほか、ナチュラル菓子工房「citron(シトロン)」、カノコビア&マルシェ、矢郷農園、なんくる農園、南足柄ビーンズビレッジ、あさみどり養蜂、ikisato、いわしや、そうけい珈琲(コーヒー)が出店。
ショップ関係では「エノテカエジ」「アトリエ&カフェ」「Postel of light」「ながや」、カルチャー関係では、「ムジナ木工房」「ipada」「Tacs Handmade Jewelry」「えん-eN」「高島木材」「イト」「Books」「Evelyn Alarcon」が並ぶ。
当日は、地域の回遊性を高めるために「まちあるき&ピクニックスポットMAP」も配布する。開催時間は10時~15時(売り切れ次第終了)。