今回の開催で電線地中化工事のためしばらくの休みとなる「第21回小田原まちなか軽トラ市」が、11月24日に銀座通り南街区(銀座通り交差点~平井書店の区間)で開催される。
小田原まちなか軽トラ市は、2010年の利用者と生産者が直接対面することを目指して平井書店駐車場で開催された「小田原まちなかプチ朝市」がルーツ。小田原を中心に県西地区の生産物や加工品を販売。新鮮で味の良い農作物などが並ぶため、回を重ねるごとに参加者が増えていった。
朝市として市民に認知された翌年。運営する実行委員会では、小田原市内活性化の施策として、来場者が市内を回遊する催しの必要性が高まっていた。そこで企画されたのが「小田原まちなか軽トラ市」。生産者や商品の加工業者が普段使っている軽トラで会場に乗り付けて販売する手法を取り入れ、2011年8月7日に第1回が開催された。
当日、軽トラで出店したのは19店。銀座通りの14の既存店も参加し33店が話題の商品などを販売した。荷物を運んでくる軽トラックがそのまま店舗になることもあり、多くの市民や観光客でにぎわいを見せた。
それ以後、春と秋の年2回開催を続け、出店者も増加し多彩なイベントも行い、小田原を代表するイベントとして定着した。併せて、運営のオペレーションの経験も積み、若いスタッフも育ち、現在では運営の中心となって活躍している。
現在、小田原市内の電線地中化工事が始まっており、銀座通りでも工事が始まるため、「小田原まちなか軽トラ市」は工事完成まで実施されないため、工事前の開催は今回が最終回となる。
実行委員長の平井書店・平井義人さんは「しばらくのお休みになる。出店する各店は、今まで以上のサービスで皆さんを迎える。ぜひ来場を。『小田原まちなか朝市』は従来通り開催。こちらもよろしく」と呼び掛ける。
開催時間は10時~。