この頃、甘酒茶屋、雉子亭豊栄荘、星野リゾート界 箱根、そして「ホテルはつはな」など「旧東海道の沿道や界隈(かいわい)がおいしい」の声を多く聞く。
旅人は、小田原宿から風祭、湯本、塔ノ沢を通って、時には石畳の東海道を西に進み、天下嶮の、箱根越えをする。旅人を癒やすのは味と宿。その流れは現在も続いている。
甘酒茶屋では懐かしい味の甘酒や炭火で焼き上げた力餅を、雉子亭豊栄荘では雉子(きじ)を使った料理を、星野リゾート界 箱根ではこの冬、味噌仕立ての牛鍋を、それぞれ提供している。
そして、ホテル「はつはな」(箱根町須雲川、TEL 0460-85-7321)の中村敬敏料理長は「河豚(ふぐ)」で勝負に出ている。題して「活ふぐ懐石」。「薄造り」の歯ごたえや身のしまり、「ふぐちり」のプリプリとした食感を味わってもらう。コースの〆は、旨味(うまみ)が凝縮した雑炊を味わう。冬期限定宿泊プラン「活ふぐ懐石」で提供されている。
期間は、2020年2月29日まで(12月27日~1月5日、1月20日~22日を除く)。3日前までの予約が必要。料金は、2人利用の場合は3万4,500円~(消費税・サービス料込み、入湯税別)。