写真家で箱根写真美術館館長の遠藤桂さんがライフワークとして撮り続ける富士山の作品を厳選した「富士山カレンダー」が今年も完成した。
日本有数の観光地・箱根に生まれ、風景写真家の祖父と営業写真を専門とする父を持ち、天命の仕事である写真家として創作活動を続けている遠藤さん。大判カメラとフィルムでの撮影にこだわりながら独自の世界観を作り上げている。
レンズ、フィルム、絞り、フォーカス、現像、紙焼きのプロセスがクリエイティブな創作過程となり「富士山」の神秘的な自然の造形と時空間を越えた美しさとを作品に仕上げている。箱根写真美術館では、それらの作品を常設展示し写真ファンや富士山好きの人々が訪れている。
「富士山カレンダー」は、箱根からだけではなく、山梨や静岡など、様々な角度から季節ごとに見える富士山にレンズを向けた写真を掲載。毎年発行されているためリピーターも多く、近年では「箱根のお土産」として購入する人が増えている。
サイズは、見開きA3 サイズ(297×420ミリ)。閉じた状態(表紙)はA4サイズ。2カ月ごとの中とじ。価格は1,200円。