11月4日から続く温度差と放射冷却現象のため芦ノ湖に霧が発生し、5日早朝から雲海となり湖畔は幻想的な光景に包まれた。
5日の夜明け前から、芦ノ湖の湖上に霧が発生。6時ごろには湖畔全体が霧に包まれ雲海となった。この光景を大観山の山頂からの撮影したザ・プリンス箱根芦ノ湖で広報を担当する稲葉健二さんは「今日の温度差と放射冷却現象のため芦ノ湖上に霧が発生して雲海となった。箱根の紅葉と雲海のコラボレーションはなかなか見ることができず、ご覧になった方は幸運。ドラマチックな早朝の紅葉を楽しんでいただけたのでは」と話す。
稲葉さんは7時に大観山から撮影したと言う。「雲海は毎年発生するが予報は立てがたい。雲海を見るのに最適なのは大観山の山頂。画家の横山大観が、山から箱根の芦ノ湖と富士山の画を描き、その画がゆくゆく箱根の象徴となったことで『大観山』と呼ぶようになった」と話す。
紅葉が深まり、霧が芦ノ湖を覆うようになると箱根は秋真っ盛り。間もなく初冬となる。