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笑顔で食べられるパン「ちくワニ」 根強い人気で定番商品に育つ

「パン工房ジョイ」が天保元年(1830年)創業の老舗「小田原蒲鉾いせかね」と連携して開発したパン「ちくワニ」

「パン工房ジョイ」が天保元年(1830年)創業の老舗「小田原蒲鉾いせかね」と連携して開発したパン「ちくワニ」

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 「パン工房ジョイ」(小田原市永塚)が2018年5月に発売したちくわをワニがくわえているパン「ちくワニ」が根強い人気で定番商品に育ち始めている。

「ちくワニ」には2種類。大人用(右)と子ども用(左)

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 ネギちくわの中にわさびマヨネーズを入れた大人用とアジちくわにチェダーチーズを入れた子ども用の2種類がある「ちくワニ」。天保元年(1830年)創業の老舗、伊勢兼商店(小田原市浜町)が経営する「小田原蒲鉾いせかね」と連携して開発。パン事業を推進する三浦昌弘さんは「ちくわに十分な味があるためパンで焼き上げると風味が加わり喜ばれている」と話す。

 開発の経緯は、味わい深い「いせかね」のちくわを使ったパンを作るための開発会議で、ちくわをパン生地で包む予定だったが、「普通すぎる」の意見が多く却下。「全員でちくわの中に何を入れるか」のアイデアを考えていたとき、「ちくわに何を入れるか」のスタッフの発言から「ちくワニ」が商品名となりワニがちくわを食べている形に決まった。

 発売と同時に「ユーモアがあり笑顔で食べられる」「うちの子が4歳で『ちくワニ』デビューした」などの反響があり生産量を増やして対応してきた。三浦さんは「私どもの店では『食べておいしく見て楽しい』が開発のコンセプト。最もフィットした商品だと思う。これからもアイデアとおいしさにあふれた商品を提供していきたい」と話す。

 価格は200円。

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