小田急レストランシステム(東京都渋谷区)が運営する「箱根そば」の「名代 箱根そば」「箱根そば本陣」の2ブランドの売り上げで、概ね小田原店が全店で2位、「名代 箱根そば」ブランドでは1位と健闘している。全店1位は「箱根そば 本陣」新宿駅本陣店。
城下町・小田原になじむ「箱根そば」のイメージキャラクターの「やっこさん」。2015年「箱根そば」開業50周年に登場した。
「名代 箱根そば」(直営=39店舗・FC店=6店舗)と「箱根そば本陣」(新宿駅本陣1店舗)の計46店舗を運営する「箱根そば」。箱根の事業会社をルーツに持ち、小田急グループが運営していた箱根地域の飲食店舗ブランドも吸収して体制を整えてきた。「でも、箱根そばの店舗は箱根地域にはなく小田原店が最西端の店」と話すのは小田急レストランシステムの高橋律子さん。
小田原店の売り上げが高い背景には、東海道新幹線、東海道本線、小田急線、箱根登山鉄道、伊豆箱根鉄道・大雄山線が乗り入れる拠点駅であり、観光客のゲートウエー駅としての役割を担っていることが挙げられる。併せて、小田原地域には企業の生産拠点が多くビジネス利用の乗客が多いのも要因の一つだという。
高橋さんは「小田原箱根地域には多くの常連客がいらっしゃる。そうした方々に支持された結果なので、とても感謝。これからも『箱根そば』小田原店(小田急線小田原駅改札横)、新松田店(小田急線新松田駅北口)を愛していただければ」と来店を呼び掛ける。