8月も後半に入り、箱根芦ノ湖畔では外気温が下がり、朝は18度~20度になり涼しい高原の避暑地としての姿を取り戻している。
芦ノ湖畔と湖上の両方を走行する水陸両用バス「NINJABUS WATER SPIDER(ウオータースパイダー)」でも快適な風を楽しむことができ、時には初秋さえ感じることができる。箱根駒ケ岳ロープウェーで駒ケ岳山頂駅までの空中散歩をしながら登ると標高が1327メートルとなり、湖畔からの標高差が約500メートル。一段と涼しさが増し、快適な空間に身を置けるため利用者から評判が良い。
箱根園の稲葉健二さんは「おそらく8月下旬から9月上旬に残暑がありそう。でもこの残暑は箱根にとっては大切。この残暑がないと秋の紅葉の色付きに影響を与えると言われている」と話す。
盛夏から夏の終わりへ。そして初秋へと風や光が変化を始めている箱根芦ノ湖畔。季節が移りゆくその光景は箱根の魅力とも言われている。稲葉さんは「今の箱根は年間を通して過ごしやすいとき。芦ノ湖の湖上や湖畔、箱根駒ケ岳山頂で体感してもらえれば」と呼びかける。