小田急箱根ホールディングスの箱根海賊船は、夕暮れの芦ノ湖を楽しむ秋の「Sunset Cruise（サンセットクルーズ）」を運航している。

乗船するとフルートとバイオリンの生演奏で出迎えられる

　11月26日までの毎週土曜に運航する「サンセットクルーズ」。船内に乗り込むとハロウィーンの飾り付けが施され、フルートとバイオリンの生演奏で出迎えられる。ドリンクチケットでサンセットをイメージしたドリンクに交換、展望デッキで日が沈んでいく光景を楽みながら味わうのが一番の選択という。

　秋は年間で最も日の入り時間が早くなる季節。「Sunset Cruise」の運航時刻も早く、夕景を楽しむだけではなく、通常運航便の箱根海賊船ともすれ違う時間帯。海賊船にレンズを向け続けている写真家の高橋渉さんは「乗船中は景色から目が離せない。乗船後は紺色に変化していく芦ノ湖の空を眺めるのもおすすめ。乗船後の時間にゆとりがあり、都心からの日帰りや、夕食時間に間に合うので宿泊先でゆっくり過ごせるのもこの季節ならでは。空と湖がオレンジ色に染まる瞬間を楽しんでもらえれば」と呼び掛ける。

　「Sunset Cruise」は箱根町港を出航、元箱根港経由で、芦ノ湖を回遊し、元箱根港、箱根町港に帰航する約40分～1時間のクルーズ。乗船料金は、大人＝2,700円、子ども＝1,600円（ワンドリンク付き）。提供されるワンドリンクは、サンセットをイメージしたオリジナルドリンクのほか、ビール、ワイン、ホットコーヒーなど。事前予約はインターネット予約サービス「じゃらんnet」「アソビュー」で取り扱う。

　出航時間は、10月22日・29日＝箱根町港16時、元箱根港16時15分。11月5日・12日・19日・26日＝箱根町港15時50分、元箱根港16時5分。