小田急箱根ホールディングスの箱根登山鉄道は12月11日、「出山信号場 特別ダイヤ運行会2022」を初めて開催する。
入生田車庫から箱根湯本間の「三線軌道」をアレグラ号単車貸切運行する
通常は入ることのできない出山信号場の路線奥に入線して後続車両のスイッチバックを見学するほか、アレグラ号特別運行による入生田車庫から箱根湯本間の「三線軌道」の乗車体験や、強羅駅でのモニ1形の見学などの体験ができる。
開催当日は、入生田車両基地自由見学、入生田車両基地~箱根湯本駅間の3000形「アレグラ号」単車で回送体験、アレグラ号単車貸切運行(箱根湯本~強羅間)、出山信号場スイッチバック見学(停車時間=往路17分、復路17分・上り下り1本ずつの見学)を行うほか、強羅駅1番ホームのモニ1形の運転台を見学する。
鉄道を撮り続ける穐田英則さんは「登山鉄道ファンにはうれしい企画。出山信号場に身を置くことはとても貴重なこと。また小田急線(狭軌=1067ミリ)と箱根登山鉄道(標準軌=1435ミリ)とが運行できるように3本のレールが設置されているところを、アレグラ号単車貸し切りで乗れるのも魅力。16人の定員は予約開始と同時に満席になる可能性も高いのでは」と話す。
運行日は12月11日。集合場所は入生田車両基地(入生田駅から徒歩5分)。集合時間は9時30分。解散は箱根湯本駅(14時30分)。参加料金は1万2,000円。予約は11月20日10時から、箱根登山電車オンラインストアで受け付ける。