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小田原のパティシエがリンゴの味に魅せられ 酸味を生かした「タルトタタン」

「すっぱいタルトタタンセット」は4種類のリンゴを使用

「すっぱいタルトタタンセット」は4種類のリンゴを使用

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 ナチュラル菓子工房「citron(シトロン)」(小田原市小八幡、TEL 0465-43-2364)が、4種類のリンゴを使った「すっぱいタルトタタンセット」を提供している。

4種類のリンゴを使った「すっぱいタルトタタンセット」

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 オーナーパティシエの大和田芳実さんは「リンゴのおいしさに魅了されたのはフランスでパティシエ研修を受けていたとき。もともとリンゴは好きな果物の一つだったが、自分の予想を超えた酸味のおいしさに感動した。品種は『グラニースミス』。酸味がやや強く酸っぱさを感じるものの、バターや砂糖との相性がとても良くフランスではタルトなどによく使われている。ビートルズのレコード会社『Apple Records』のマークのリンゴが『グラニースミス』と聞いて印象に残っていた」と話す。

 大和田さんは、こうした経験から日本のリンゴを調べ尽くし、種類によって異なる味を楽しめる「タルトタタンセット」を商品化した。

 長野生まれのリンゴで甘みと香りが特徴の「シナノリップ」、スコットランド育ちで香り豊かな酸味がある「ジェームズグリーブ」、イギリス原産で和梨のような形の「エグレモントラセット」と、同じくイギリス原産でレモンのような酸味の「ローズマリーラセット」の4種類。

 「現在はこの4種類。時期によってリンゴの品種が変わる予定。私にとってリンゴの味を教えてくれた『グラニースミス』は、収穫時期が冬のリンゴなので、入庫しだいセットに入れたい。これには、山下フルーツ農園(長野県上飯綱町)の協力を予定している」と大和田さん。

 価格は4カット入りで1,980円。営業時間は10時~16時30分(火曜は13時30分まで)。

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