庭園の紅葉が見頃を迎えた町立湯河原美術館(湯河原町宮上、TEL 0465-63-7788)で、12月1日~3日に庭園のライトアップと「ナイトミュージアム」を開催している。
多くの画家や文学者たちが滞在し創作活動も行った湯河原。町立湯河原美術館はそうした湯河原にゆかりのある画家たちの作品を収蔵。近代日本画の竹内栖鳳や洋画家・安井曾太郎、三宅克己などの作品を集めている。
1998(平成10)年に老舗旅館を改装して開館したことから、自然の山々を背景に桜、新緑、紅葉など四季折々の景色が楽しめる庭園がある。特に池には平松礼二画伯がモネ財団から譲られた貴重な「モネの睡蓮の株」が育成されている。
町立美術館の池谷若菜さんは「庭園には数種類のもみじが植えられていて、現在ちょうど見頃。昼間のもみじもきれいだが、12月3日まで特別に夜間開館してもみじのライトアップ&ナイトミュージアムを開催。小さな庭園で昼間とは違った幻想的な雰囲気を楽しんでいただければ」と呼びかける。
開催時間は16時30分~21時(最終入館は20時30分)。展示室の観覧料金は、大人=600円、小・中学生=300円。庭園は無料。併設するミュージアムカフェでは特別メニューを用意する。