全編を湯河原町で撮影し、第36回東京国際映画祭「Amazon Prime Videoテイクワン賞審査委員特別賞」に輝いた短編映画「ビー・プリペアード」が3月16日・17日、湯河原「おちあい座」(湯河原町宮上)で凱旋(がいせん)上映される。
物語は高校の頃からの友人、美佳、繭子、恭子、祥子の4人が久しぶりの小旅行で湯河原にやって来た。しかし、なぜか美佳の夫の不倫現場を押さえるための待ち伏せに付き合わされることになる展開。監督は安村栄美さん、脚本を神谷圭介さんが担当し、菊池明明プロデューサーが作品を完成させる推進役となった。
安村監督は「菊池明明さんから『女性4人が主人公の短編映画を作ろう』と声をかけていただいたときに、普段撮らないような映像・内容の作品ができそうな予感がしたので、賛同して製作を始めた。ロケ地は以前、MVの撮影をしたことがあった湯河原辺りに魅力を感じていたため、撮影候補地として考えていた」と経緯を話す。
「おちあい座」を経営する相原幸典さんは「湯河原がドラマの中で見事に描かれていることにまず驚き、東京国際映画祭で受賞したことに心が揺れ動いていた。作品を見て大爆笑し、心が癒やされた。自分の小屋(おちあい座)で上映できることを誇りに思う。当日はトークショーも行う。ぜひ、この映画を鑑賞し、湯河原の魅力を改めて味わってもらえれば」と呼びかける。
上映時間は、16日=13時~・18時~、17日=14時~。入場料は3,000円(要ワンドリンクオーダー)。定員は毎回25人。