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感動の子育て-ラリック美術館のヒヨドリ無事に育ち巣立ちへ

ボロボロになったヒヨドリの巣

ボロボロになったヒヨドリの巣

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 箱根ラリック美術館(箱根町仙石原、TEL 0460-84-2255)で、懸命に子育てをするヒヨドリの姿が来館者に感動を与えている。

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 毎年、ヒヨドリが巣を作り子育てをする同美術館。昨年はレストランの横でヒナがかえったものの、鳥や小動物に襲われて全滅。今年も気温の下がる梅雨時や猛暑が続く厳しい夏の環境を乗り越えて、2羽のヒナが命をつないで育っていた。

 同美術館の公式サイトのコンテンツ「ミュージアム新着情報」で「ラリック野鳥通信」の発信を担当している同美術館・ミュージアム部の石井恵美さんは「暴風雨を乗り切り、いつ底が抜けてもおかしくないほどボロボロになった巣の中で、親鳥が暑さに耐えて卵を育てる姿はとても感動的だった」と話す。親鳥が巣立ちを促す姿に「来年も戻っておいで」と呼びかけているという。

 開館時間は9時~17時。入館料は、大人=1,500円、高校生・大学生・シニア(65歳以上)=1,300円、小学生・中学生=800円。

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