小田原市尊徳記念館・二宮尊徳生家(小田原市栢山、TEL 0465-36-2381)で10月18日より「第57回尊徳祭」が開催される。
今も多くの人々に慕われる郷土の偉人・二宮尊徳(金次郎)が残した考え方を学ぶとともに、生家のある小田原・栢山の地の素晴らしさを体感する同祭。命日である10月20日にちなんで開催される。
今回は二宮尊徳7代目子孫の中桐万里子さんを講師に迎えて「尊徳祭講演会」を開催。中桐さんは、現在京都で「親子をつなぐ学びのスペースリレイト」の代表を務めていることから、「わたしらしさ、この子らしさ~二宮金次郎の実践を手がかりに~」と題して講演。子育での「ほんとうの個性」を育む秘訣を聞くことができる。
度重なる逆境を自らの努力で切り拓き、やがて飢饉などで疲弊した全国の多くの農村の救済に惜しみなく働いた江戸時代の農政家・思想家としての偉業を理解するプログラムを用意する。
18日には、「実践体験『積小為大』を学ぼう」(9時30分~12時30分)、オープニングコンサート(12時10分~12時50分)、「開会式」(13時00分~13時40分)、「二宮金次郎とわたし・作文発表会」(13時45分~14時25分)、「尊徳際講演会・わたしらしさ、この子らしさ~二宮金次郎の実践を手がかりに~」(14時30分~16時00分)、「こども報徳市」(12時30分~15時00分)。
19日には、「報徳記を読もう」(10時00分~11時30分)、映画「二宮尊徳の少年時代」上映会(13時00分~14時10分)、「柴刈りウォーク」(8時00分~正午)、「二宮金次郎柴刈りウォーク歓迎セレモニー」(11時30分~12時45分)を行う。
主催する小田原市尊徳記念館の斎藤学さんは「今回の尊徳祭は充実した内容。二宮尊徳翁7代目子孫の中桐万里子さんの講演は貴重な催し。尊徳翁の事績や遺訓にふれあっていただければうれしい」と参加を呼びかける。