箱根で6月6日、本の読み聞かせや地域の人々や親子のつながりと絆を描いた映画「じんじん」の上映会が開催される。
映画の舞台は人口わずか3500人余りの小さな町、北海道剣淵町(けんぶちちょう)。同町は25年前から絵本の読み聞かせを行い、子どもたちの心を育む取り組みを行ってきた。人と人との心が通い合う「絵本の里づくり」を目指した同町の心を育むまちづくりに感銘を受けた大地康雄さんが、俳優生命を懸けて情熱を注ぎ込んだといわれる作品。
現在、県・市・町・村などが上映のための実行委員会を立ち上げ、数年をかけてゆっくりと各地のホールや公共施設で地域上映会を行う「スローシネマ方式」で、全国各地で上映会が行われている。
映画「じんじん」箱根町上映会実行委員会メンバーで箱根町教育委員会生涯学習課の安藤正博さんは「この映画の発信するメッセージを多くの皆さまに共感していただきたいとの思いで映画の上映会を開催。家族そろってご鑑賞してもらえればうれしい」と呼び掛ける。
上映時間は、10時(湯本小学校 体育館)、13時30分・18時30分(仙石原文化センター ホール)。入場料は、一般・シニア=前売り1,000円(当日1,500円)、中・高校生=800円(当日券のみ)、小学生=500円(同)。チケットは、同委員会事務局(TEL 0460-85-7601)で取り扱う。