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小田原で「桑チョコ」販売 復興支援の桑パウダーでチョコ開発

「桑チョコ」(15個入り)

「桑チョコ」(15個入り)

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 小田原のナッツとドライフルーツの専門店「wara no bag(ワラノバッグ)」(小田原市本町2、TEL 0465-25-1043)が現在、「桑チョコ」を販売している。

「桑チョコ」のパッケージ

 NPO法人「日本ハビタット協会」(東京都千代田区)が推進する東日本大震災復興支援「復興の桑プロジェクト」の一環として開発・販売している同商品。「wara no bag(ワラノバッグ)」店主の高浜遼平さんが桑の植栽にボランティアで参加した経緯があり、販売を支援することになったという。

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 震災後の2012年5月、復興や希望の象徴として津波の被害があった仙台市若林区の地で、除塩もしていないがれきだらけの畑に小さな桑の苗75本を植えたことから活動がスタート。農薬を全く使わず丹精込めた桑は大きく成長し、10月には収穫。栄養価の高い桑パウダーになった。

 2013年6月には若林区の畑と蔵王山麓の工作放置地に7000本の桑を植栽。農家の人々を中心にして農事組合法人「Champs du murier」が設立され本格的な桑パウダーの販売が始まっている。同商品はこの桑パウダーを使って商品化された。

 高浜さんは桑畑が一面に広がる養蚕の盛んな結城紬の里、栃木県小山市の出身。「出身中学は『桑中』(桑中学校)で、隣には『絹中』(現・小山市立絹義務教育学校)があった。学校の木はもちろん桑の木で、毎年たくさんの桑の実を食べた。今は毎日着物を着ている。大学は仙台」と話し、桑や仙台となじみ深い。

 高浜さんに日本ハビタット協会から一本の電話が入ったという。内容は「桑チョコ400箱の販売に協力してほしい。味はおいしいが多くの人にまだ知られていない。賞味期限がある商品なので力を貸してほしい」というもの。高浜さんは直ちに100箱を購入し小田原・箱根地域での販売に入った。事情を説明して薦めると個数を増やして購入してくれる人もいたという。4月1日には秦野の白笹稲荷神社、翌2日には伊勢原の伊勢原運動公園での販売も予定する。

 価格は1,000円(税別)。