箱根写真美術館(箱根町強羅)で11月1日、「森の写真家」といわれる望月久さんの写真展「FOREST・森」が始まった。
世界60カ所以上の森や自然風景などを撮影している望月さん。自然の持つ神秘性と奥深さをモノクロームの世界で捉えた作品で多くの人に感動を与えている。ライフワークとして40年にわたって撮影している八幡平の原生林、樹氷、雪原の作品は幻想的で力強く、厳冬期の山を知る者のみが得ることのできる風景をレンズに収め、中国をはじめ、国内外で高く評価されている。
今回の写真展では、この中から15点を厳選して展示。11月12日には望月さんが来館して、ギャラリートークとレセプションパーティーを開催する。併せて、望月さんの手によるデジタルプリントも枚数限定で販売する。
同館副館長の遠藤詠子さんは「八幡平の自然が同館に再現されている。望月さんは、レンズを通して自然の魅力を私たちに伝えてくれる。ぜひ来館してもらえれば」と呼び掛ける。
開催時間は10時~17時。入館料は、大人=500円、小学生以下=300円。火曜休館。12月4日まで。