箱根写真美術館(箱根町強羅、TEL 0460-82-2717)で12月6日より、「市川茂 記憶の部屋~箱根の山で出会った人々~」が開催される。
「市川茂 記憶の部屋~箱根の山で出会った人々~」の訴求ビジュアル
箱根・芦ノ湯に生まれ、1973年より箱根彫刻の森美術館に入社。以来44年間、箱根で美術の仕事に携わってきた市川茂さん。「美術館の仕事を通して、箱根の山にいながら世界で活躍するアーティストと出会い、世界と繋がることができた」と話す。
同展では、市川さんが収集してきたコレクションや資料を展示。箱根で出会った人々、やアーティストとの交流の軌跡を披露する。会期中に市川さんが在廊する日もあるため、作品のエピソードなどを聞くこともできる。
箱根写真美術館・副館長の遠藤詠子さんは「同じく箱根で育った、当館館長の遠藤桂が24歳で上京する際に、市川さんから前途を祝し彫刻作品『はばたき』を頂いた。今も良き理解者であり、尊敬すべき美術の専門家・愛好家。感謝の意味も込めて展覧会を開催した。ぜひ来館していただければ」と話す。
開催時間は、10時~17時。入館料は、大人=500円、小学生以下=300円。2018年1月8日まで。火曜休館(1月2日は開館)。