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自然野菜農家と豆腐店が共同開発した豆腐と豆乳 大豆の味が生きていると評判に

春夏秋冬と十二庵が共同開発した豆腐と豆乳

春夏秋冬と十二庵が共同開発した豆腐と豆乳

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 放し飼いで地域循環型の自然養鶏と自然野菜の生産を行う「春夏秋冬」(小田原市久野)は、「湯河原十二庵」(湯河原町宮上)と連携して「豆腐」と「豆乳」を販売している。

「軒先マーケット上野毛」でも開店と同時にほぼ完売

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 神奈川県で生産されていた「畦畔(けいはん)大豆」。水田の盛り土の部分「畦畔」に大豆を植えたことからこの名前が付くが、現代ではコンクリートなどで作られるようになり生産量は激減した。

 春夏秋冬の檀上貴史さんは、この「畦畔大豆」に着目。「足柄大豆」と名付けて生産を開始。徐々に生産量を増やし、今年は600キロの生産量となった。味の良さを生かして、豆腐店、みそ製造メーカー、料理店などで利用されてきた。

 併せて、豆腐の専門店「湯河原十二庵」と連携してオリジナル商品の「豆腐」(350円)と「豆乳(200円)を開発して販売を開始としたところ「味が深くおいしい」「大豆の味が生きている」と評判に。春夏秋冬が東京・上野毛で開催している「軒先マーケット上野毛」では開店と同時に完売する日もあるほど人気となっている。

 檀上さんには悩みがある。「大豆の味が良く好評のため、既に収穫済みの大豆の在庫が少なくなっている。何とか持ちこたえたい。来年に向けて生産量を増やす計画を進めている」と話す。

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