縁結びのスポットで知られる芦ノ湖畔「箱根神社(九頭龍神社)」(箱根町元箱根)が紅葉の木々に包まれ見頃を迎えている。
「近年、夏が猛暑や冷夏で、知らないうちに秋になっていたが、今年は9月上旬より涼しくなり、中旬には残暑があったことから、昨年と比べ色付きが良くきれいな紅葉になった」と話すのはプリンスホテル・箱根事業戦略の稲葉健二さん。例年並みに紅葉が見頃のピークを迎えている。
特に、箱根九頭龍の森周辺は芦ノ湖、水中鳥居、箱根外輪山最高峰「神山」が織り成す紅葉の色と柄がきれいで、九頭竜神社で良縁を願う人々を深紅のじゅうたんがもてなしている。
紅葉を楽しむスポットとして注目されているのは「箱根 駒ケ岳ロープウェー」。そこから見る「神山」は神秘的でダイナミックな紅葉が楽しめる。
箱根の紅葉は、「目をつむって『だるまさんが転んだ』と言って振り返ると、紅葉が進んでいる」というほど走りが早い。標高の高い地域から小田原へと「紅葉の山下り」も始まり見頃の地域が広がり観光客に喜ばれている。