神奈川県開成町で開催されていた「開成町あじさいまつり」に多くの人々が観覧に訪れ、「あじさいの里」「岡野あじさいの里」「あしがり郷瀬戸屋敷」はにぎわいを見せた。
東京ドーム約3.6個分もの広さ(17ヘクタール)の田園地帯に約5000株が咲き誇る開成町。農道や水路、あぜ道に沿って総延長10キロも続く「あじさいの道」には、アメリカで発見されヨーロッパで品種改良されイングリッシュガーデンで使われる「アナベル(アメリカアジサイ)」や、日本古来のガクアジサイ(額紫陽花)などが咲き誇り、多くの人々が訪れた。
開成町の「古民家ガーデン紋蔵」(開成町金井島、TEL 0465-44-4151)は、観覧者のためにお休み所として解放。「あじさいの里マップ」を片手に人々がひとときのくつろぎを楽しみに来場していた。
「古民家ガーデン紋蔵」を運営する「NPO法人すずろ」代表の畠山光子さんは「田舎モダン・開成町のイメージが知られるようになり、多くの人に利用していただいた。今年から開成町のマスコットをデザインした『あじさいちゃんサブレ』(650円)を発売し、皆さんから喜ばれている。開成町の名物にもしていきたい」と意欲を見せる。
「古民家ガーデン紋蔵」の運営管理を担当する志澤晴彦さんも「里山の良さをいくつものロケーションで体感しながら楽しめる『開成町あじさいまつり』。今年は開花が遅かったためこれからも楽しめる。6月11日からは『瀬戸屋敷風鈴まつり』が開催される。ぜひ開成町に」と呼び掛ける。