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小田急山のホテル・つつじの茶屋で「秋のミニ懐石」 

「秋のミニ懐石」(前菜、土瓶蒸し、お造り、煮物、焼き物、きのこの炊き込みご飯、水菓子)

「秋のミニ懐石」(前菜、土瓶蒸し、お造り、煮物、焼き物、きのこの炊き込みご飯、水菓子)

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 小田急 山のホテル(箱根町元箱根、TEL 0460-83-6321)で、彩り豊かな前菜や松茸の土瓶蒸しなど、季節感溢れる「秋のミニ懐石」を提供している。

岩崎小彌太の思いを受け継ぐ「つつじの茶屋」内観

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 三菱の創始者である岩崎彌太郎の弟で岩崎彌之助の長男である岩崎小彌太男爵。1916(大正5)年に37歳で三菱合資会社の4代目社長に就任。各事業部を株式会社方式で分離独立させて一大企業集団を形成し「技術の三菱」の基礎を築いた。

 これより前の1908(明治41)年に父の岩崎彌之助が亡くなり男爵を引き継ぎ正五位に叙せられた岩崎小彌太。1911(明治44)年に横浜正金銀行の取締役に就任。同年、箱根に10万坪の土地を購入して別邸を建設した。1916(大正5)年に三菱合資会社社長に就任してからは、箱根の別邸に多くの経済人や要人を招いて親交を深めた。

 特にツツジが開花する時期には「園遊会」を開催。そのもてなしのために用意されたのが自ら命名した茶室「つつじの茶屋」。岩崎小彌太男爵の別邸が小田急 山のホテルになっても「つつじの茶屋」は変わらず高原でのひとときに味わい深い料理を提供している。

 由緒あるルーツを持つ「つつじの茶屋」の厨房を預かるのは、和食料理長の中村圭三さん。季節と素材、料理と器のシンクロにさえ渡る技を披露し人気を集めている。「つつじの茶屋」で提供するミニ懐石のランチは評判で多くのリピーターがいるという。現在は「秋のミニ懐石」(5,808円・消費税、サービス料込み)を提供。彩り豊かな前菜やマツタケの土瓶蒸しなど、季節感あふれる料理が堪能できる。

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