200品種480本の梅が咲き誇る「小田原フラワーガーデン渓流の梅園 梅まつり」が、早咲きの梅が見頃を迎えた1月25日より始まり、園内は一足早く春を楽しむ人でにぎわいを見せている。
メジロも白色の八重咲き品種「八重野梅(やえやばい)」を鑑賞に訪れる
早咲きで花びらがフリルがかった紅色の品種「八重寒紅(やえかんこう)」や、冬の空に映える白色の八重咲き品種「八重野梅(やえやばい)」などがきれいな花を付けており、1月31日現在、7分咲き~満開。来園者の視線とレンズを独り占めしている。
梅園全体としては「3分咲き」。咲き始めた時期の梅が多く、真新しい花の1輪1輪の美しさをじっくりと楽しめる。品種によって異なる表情の違いを楽しめるのは、品種数の多い小田原フラワーガーデンの特徴で、品種の個性豊かな魅力を発見できるという。
今年の梅まつりは「珍しい梅」をテーマに開催。花の中に二重に花を咲かせる「台閣梅(たいかくばい)」や、1つの花に40枚以上もの花びらを持つ「黄金鶴(おうごんつる)」、薄黄色で細い花弁が特徴的な「黄金梅(おうごんばい)」など、日本での植栽例が少なく、他ではなかなか見ることのできない8品種を紹介している。
併設の「カフェハイビスカス」では、小田原かまぼこと梅肉を使用した「かきあげ」や、ねぎがトッピングでき蕎麦つゆにまでこだわったオリジナルメニュー「梅まつりそば」(600円)が初お目見えしている。
小田原フラワーガーデンの中西七緒子さんは「小田原フラワーガーデンの梅園は、関東最大級の品種数が自慢の梅園。咲き始めの花が多い今、花色や花びらの違いで雰囲気ががらっと変わる個性豊かな梅の花が楽しめる。ぜひ来園を」と呼び掛ける。
開園時間は、9時~17時。3月8日まで(期間中は無休)。