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湯河原街駅前のエレベーターに「綿棒」 接触感染を防ぐために一工夫

接触感染を防ぐためにエレベーターのボタンを押すための綿棒を設置。「ボタンを押すときにご利用ください」の表記

接触感染を防ぐためにエレベーターのボタンを押すための綿棒を設置。「ボタンを押すときにご利用ください」の表記

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 新型コロナウイルスの感染対策として、湯河原駅前のエレベーターに設置されている発泡スチロールに付けられた綿棒が注目を集めている。

エレベーター内部にはゴミ入れも用意

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 設置したのは湯河原町環境課長の須藤裕明さん。「2月ごろに見たテレビで、中国では接触感染を防ぐためにエレベーターのボタンを押すために楊枝(ようじ)が使われていた。このアイデアを頂いた。楊枝では刺さる危険もあるため綿棒にし、発泡スチロールに着けて設置。併せて、ペットボトルで手作りしたゴミ入れも用意した」と経緯を話す。

 利用者からは「開け閉めや階数ボタンを直接触らないので安心」(湯河原町在住)、「心遣いがうれしい」(箱根町在住)などの声が寄せられている。ニュースなどで取り上げられたこともあり、近隣のマンションの住民が「私たちのマンションでも利用できるのか見に来た」と話し写真を撮影していた。

 須藤さんは「設置したのは3月6日。現在は乗降客数が少なくなったが、それでも1日に200本ぐらいは利用されている。早くこれを利用しなくても良いときがくれば」と願いを込める。

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