マツシタ靴店(小田原市栄町、TEL 0465-24-2233)は、小田原の新名物として知られるようになったギョサンからサンダル型の新商品「cross(クロス)」の販売を開始しギョサンブランドの充実を図っている。
履きやすさが喜ばれているサンダル型ギョサン「cross(クロス)」の訴求ビジュアル
父島・母島などの小笠原諸島がルーツとなる漁業従事者用サンダル「ギョサン」。その特徴は大きく2点。すべりにくいことと、鼻緒とソールが一体成型されているため丈夫であること。現在では、この特性を生かして幅広い職業やアウトドアシーンで利用されている。
今回、発売したサンダル型の新商品「cross」は、クロスバンドが程よく足元をフィットさせるため履きやすく脱げにくい。マツシタ靴店の松下善彦さんは「発売すると問い合わせも多く、利用者からは、靴下のまま履けることが喜ばれている」と話す。
販売を開始した5月は「ブラック」の1色でスタートしたが、6月に入ってから「ホワイト」と「コンバットグリーン」を追加。女性用(ブラック1色のみ)も好調という。
松下さんは「水まわりの職場や、通常のオフィス、厨房(ちゅうぼう)、医療や介護施設、ベランダなど家庭での外履きなどに利用されている。ギョサンの利用環境が拡大していることがうれしい」と話す。
男女ともフリーサイズ。おおよそのサイズは、男性用=27.5センチ。女性用=25.5センチ。価格は1,000円。