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城下町小田原に「風魔小太郎」デザインのマンホールぶた 多彩な魅力アピール

ほぼ忍者になった気分で風魔忍者の「風魔小太郎デザインマンホール」を紹介する小田原市観光協会の朝尾直也さん

ほぼ忍者になった気分で風魔忍者の「風魔小太郎デザインマンホール」を紹介する小田原市観光協会の朝尾直也さん

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 小田原駅から小田原城に向かうルート上に今年登場した、風魔忍者の「風魔小太郎」をモチーフにデザインが施されたマンホールのふたが人気を集めている。

「風魔小太郎デザインマンホール」

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 城下町であり、漁港の町でもある小田原。箱根観光の入り口でもあり、日本を代表する企業の事業所や研究所も多くある。新幹線発祥地でもあり、インスタントカメラ「instaxチェキ」フィルム部分の製造の街であることはあまり知られていない。

 小田原市観光協会の朝尾直也さんは「知れば知るほど好きになる街。それが小田原。多様な顔を持つ街で魅力も多彩。その魅力の一つが『忍者』。ご存じ風魔忍者」と話す。小田原では風魔忍者とそれを取り巻く歴史的な要素を観光資源として位置付け、積極的に忍者をアピールしている。

 その活動の拠点になっているのが、小田原城址公園内にある「小田原城歴史見聞館NINJA館」。戦国時代の北条氏を陰で支えたと言われる風魔忍者をモチーフに据え、忍者の存在が学べると同時に体験・体感ができる施設で、多くの子どもたちが訪れている。

 近年のマンホールへの関心の高まりを背景に4月1日、「小田原市デザインマンホール蓋(ふた)設置事業」をスタート。「路上のアート」と呼ばれるマンホールのふたに風魔忍者の「風魔小太郎」をモチーフにしたデザインを施し、小田原駅から小田原城に向かうルート上に設置した。

 朝尾さんは「城下町小田原は多彩な魅力にあふれている。その一つが風魔忍者で、デザインマンホールにも登場しているのでぜひご覧いただきたい」と隠れた小田原の魅力を発信している。従来の鋳鉄製のマンホールふたに比べ、写真やイラストなど表現が自由にできることもから注目され、忍者や歴史ファンのみならずマンホール愛好家なども訪れるようになった。

 朝尾さんは「交流人口の増加や観光客の回遊性の向上なども期待できるため風魔忍者「風魔小太郎」のマンホールを積極的にアピールしている。ぜひ訪ねていただければ」と呼び掛ける。併せて、「これからもディープな小田原の魅力を発信していきたい」と意欲を見せる。

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