小田原を中心に神奈川県西湘地域で開催されるイベントに出演してバルーンアートを披露しているベンジャミンさんが「風船ハロウィン」を作り、子どもたちに喜ばれている。
1970年後半から始まった日本のハロウィン。写真はキデイランドが行っていたハロウィンイベント。オレンジ色の風船が数多く見られる
ベンジャミンさんは「日本のハロウィンの歴史は、輸入玩具などを扱っていたキデイランド(現在はキデイランド原宿店)、ワシントンハイツ(代々木・米空軍ワシントンハイツ団地)、そしてオレンジ色の風船が重要な働きをした」と話す。
ワシントンハイツがあった頃、毎年10月に入ると米軍関係者の家族がキデイランドを訪れ、変装用の衣装やグッズを買い求めるようになった。1970年代後半から、キデイランドもニーズに対応するため仕入れを増やし対応。これがきっかけとなって日本で初めての「ハロウィンパレード」が行われた。最初は100人程度だったが、徐々に増えて原宿のイベントとして定着。併せて全国に広がった。
ベンジャミンさんは「注目してほしいのは風船。オレンジ色の風船がパレードに花を添えている。風船とハロウィンは、とても相性の良い関係」と話す。今回の作品では、オレンジを基調にして楽しくハロウィンを過ごす姿を表現したという。
ベンジャミンさんは「Trick or Treat !(お菓子をくれないといたずらしちゃうよ)と街の中を歩くお茶目な子どもをイメージした。ハロウィンの主役は子どもたち。今年も引き続きサイレントハロウィンであれば」と話す。