富士屋ホテル(箱根町宮ノ下)は、ホテル内で焼き上げた手作りの「富士屋ホテルホームメイド 本館焼き菓子詰め合わせ」の販売を11月1日から開始した。
本館の客室数にちなんだパティシエ手作りの 12 種類のクッキー詰め合わせ
富士屋ホテルは、2018(平成30)年4月から、国の登録有形文化財である建物施設の安全性能を向上させ、併せてホテルの持つ歴史的な資産を完全な形で継承するため耐震補強・改修工事を実施し、2020年7月15日にグランドオープンした。
1891(明治24)年に完工した「本館」。チャーリー・チャップリンなど多くの著名人が宿泊。隣接する花御殿に宿泊したヘレンケラーも訪れている。日本を代表するリゾートホテルの歴史的な空間を維持した工事は高く評価された。1年後の2021年にグランドオープン1周年を記念した宿泊プランを企画。その中で特典としてクッキーのセットを進呈した。
そのクッキーの評判が良く「買い求めたい」との要望が続いたことが、今回の商品化につながり内容量を見直してホテルの売店などで販売することになった。パッケージには、本館をモチーフにし、本館の客室数にちなんだパティシエ手作りの 12 種類のクッキーを詰め合わせした。
「リンツ」(シナモン風味のクッキー)、「ココナッツとパインのクッキー」、「ディヤマンナチュール」(刻んだヘーゼルナッツ入り)、「ディヤマンショコラ」(カカオパウダーとアーモンド合わせ)、「キャレアルザシエンヌン」(パイ生地にラズベリーのジャムをサンドしアーモンドのヌガーをのせて)、「アマンド」、「ヘーゼルナッツのクッキー」、「アールグレイ」(少し硬めなクッキー生地にアールグレイの茶葉を練り込んで)、「イチゴのラングドシャ」(イチゴ風味のラングドシャ生地にきざんだピスタチオ)、「サブレ クルミ」、「サブレ イチゴ」、「サブレ 抹茶」。
富士屋ホテルの鈴木香さんは「少しずつ多彩な味と食感をお楽しみいただけるよう、手作りならではの風合いを大事にしつつ、色やかたちにもこだわって丁寧に焼き上げたクッキー。ホテルホームメイドの数量限定のため贈り物に喜ばれる一品としておすすめ」と呼びかける。