11月28日に2年ぶりに開催された「丹沢湖マラソン」に参加したランナーから走れたことに感謝の声が上がっている。
様々な情勢や課題を乗り越えて開催された丹沢湖マラソン。感染症対策として体調チェックシートの提出、スタート直前までマスク着用、神奈川県在住のみ参加などの対策を講じて開催された。
高校時代を丹沢湖のある山北町で過ごし、箱根駅伝にも出場経験がある安池一公さんは「天候も良く気持ち良く走れた」と走る楽しさを感じた喜びを話す。安池さんは「50代の部」で入賞を果たす。
「30代10キロメートルの部」で1位になった樽木将吾さんは、厳しいコースを31分45秒の好タイムで走破した。「コロナ禍で検討事項が多い中、各種感染対策を講じながら、無事に丹沢湖マラソンを開催していただいたことに感謝している」と開催されたことへの感謝の気持ちを言葉にする。
樽木さんは「同時刻にスタートした東海大の選手たち(20キロメートルの部)から、4キロメートル手前で離れてしまい、『1キロ3分ペースの持続力』に課題を感じた。力のある学生が地方のロードレースに出場するとレベルが上がり、大会自体が盛り上がる。次回以降は彼らに置いていかれないよう、引き続きチャレンジしたい」と次大会に向けて闘志を燃やす。
「30代10キロメートルの部」で2位に輝いた中堀翼さんは「大学生の力を借りて3分半のペースを余裕を持って走れた。紅葉の景色を楽しむことができ楽しかった」と振りかえる。
「30代20キロメートルの部」2位に入った中戸川敦さんは「前半は集団にただ無心で付いていくだけで、中盤抜け出して勝負に出たが、ハムストリングをつってしまって(筋肉のトラブル)で、そこからズルズルと順位を下げてしまったが、予想以上には走れたので結果には満足している」と話す。
大会には東海大学の陸上部員も多く出場しており上位独占と箱根駅伝に向けてすばらしい走りを見せていた。伴走取材と撮影をした守屋佑一さんも「10キロメートル」に参加。「小田原・足柄エリアでは一番早く再開された大規模大会としてランナーたちも希望に満ちていた様子が印象的。リアルなイベントの場としてランナー仲間との再会も多く見られ喜びの笑顔が多く見られた」と話す。