「おおいゆめの里」(足柄上郡大井町柳)の早咲き桜(河津桜)がまもなく見頃を迎え、訪れる人を楽しませている。折しも大井町では、2月18日から農業体験施設「四季の里」と「おおいゆめの里」を会場に「四季の里 里山花まつり」を開催しており、2月25日・26日の2日間はイベントも開催されにぎわいを見せている。
富士山と早咲き桜(河津桜)が見渡せる撮影スポットでは多くの人がレンズを向ける
おおいゆめの里は、大井町・山田地区から柳地区にかけての約19ヘクタールを対象に、荒廃しつつある山林を身近な里山へと復元させる活動を行う拠点。間伐などを行い、木々や土壌を適切な状態に保ち、下草刈り、植樹などをボランティアが主体となって継続的に行っている。
小田原近郊の風景やなりわいにレンズを向け続けている小澤宏さんは「見頃が始まった。満開の木もあればこれから見頃になる木もある。おそらく週末から来週いっぱいが満開と思われる。訪れた日には富士山もきれいで、桜との共演が楽しめた。シャッターを切る瞬間に画面に赤い日傘を持つ女性が現れて、早咲きで知られる河津桜越しに富士山を眺めていた。忘れられない1枚になった」と撮影した2月23日の出来事を振り返った。
26日の「四季の里 里山花まつり」イベントの開催時間は10時~14時。「お笑いステージ」や「ピザ作り体験」などが行われる。「四季の里 里山花まつり」の期間中(3月12日まで)は新松田駅から農業体験施設「四季の里」(「おおいゆめの里」と隣接)まで富士急湘南バスが臨時バスを平日は30分間隔、土曜・日曜・祝日には20分間隔で運行する。