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二宮尊徳ゆかりの小田原市栢山で田植え始まる 品質と安全にこだわる米づくり

小田原市栢山で田植えが始まる(撮影=5月24日・小澤宏さん)

小田原市栢山で田植えが始まる(撮影=5月24日・小澤宏さん)

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 江戸時代後期に「報徳思想(ほうとくしそう)」を説き、農村地域の復興・活性化を指導した農政家であり思想家の「二宮尊徳」ゆかりの小田原市郊外・栢山(かやま)地域で、今年も田植えが始まった。

田んぼに写る小田急ロマンスカー

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 二宮尊徳が捨てられていた稲苗や菜種を空き地に植えて収穫し収益を増やすなどしたことを物語る「捨苗栽培地跡」「油菜栽培地跡」のほか、二宮尊徳の生家や尊徳記念館がある栢山地域。現在でも味や安全を大切にした稲作が行われている。

 二宮尊徳の教えで有名な「積小為大」。「小さな努力の積み重ねが、やがて大きな収穫や発展に結びつく」と説いた言葉の原点になった栢山地区。5月中旬以降に今年の田植えが栢山地区で行われ情緒ある光景が見られている。

 撮影したのは5月24日。この時期に富士山が見られることは珍しく、天候に恵まれる中、田植えの作業とくっきりと顔を出した富士山との間を小田急ロマンスカー(GSE70000形)が走る光景がカメラに収められた。

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