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小田原の老舗が連携「味噌だし焼きおむすび」 「魚商おむすび六左衛門」

「魚商 おむすび六左衛門」が提供する「味噌だし焼きおむすび」

「魚商 おむすび六左衛門」が提供する「味噌だし焼きおむすび」

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 1587(天正15)年に城下町小田原に開業し商いを続けてきた「創業430余年の魚商(鮑屋=あわびや)」は、「創業170余年のみそ蔵(加藤兵太郎商店)」と老舗店で連携し開発した「味噌(みそ)だし焼きおむすび」を11月20日に発売した。

創業1587年の鮑屋が2020年12月に開業した「魚商 おむすび六左衛門」

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 鮑屋は、2020年12月におむすび専門店「魚商 おむすび六左衛門」をミナカ小田原に開業。長年培った魚の目利きや仕入れを活かし、海産具材を中心のおむすびを販売してきた。

 運営を担当するのは鮑屋の関連企業「エンイート」。営業推進部の坂上亮さんは「『おむすび』の原点を見つめ直す中で一つの歴史的な出来事に巡り会った」と話す。

 その昔、武将たちは戦いに勝利するため、時には「白めし」を炊き出し、みそを添えて足軽に与えたという。白めしはエネルギーとなり、みそは消化を助ける効果があり戦場を走り回る足軽の「走りめし」には最適だったという。秀吉の「中国大返し」でも、白めしとみそが大きな役割を果たしたという。

 坂上さんは「小田原は『天下の嶮』箱根越えの起点。二十三番の一里塚『畑宿』を通過すると、女転ばし坂(おんなころばしざか)、橿木坂(かしのきざか)、猿滑坂(さるすべりさか)、追込坂(おいこみざか)と難所が続いていく。そんな旅人におむすびとみそは最適だったのではないかと思うようになった」と話す。

 小田原にある老舗のみそ蔵「加藤兵太郎商店」との老舗店連携で誕生した「味噌だし焼きおむすび」。価格はテイクアウト=237円、イートイン=242円。営業時間は8時~20時。

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