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富士屋ホテルと函嶺白百合学園の学生がコラボ Z世代に共感する商品を開発

パン生地と小倉あんにチョコレートの味が生きている「箱根餡山(あんさん)ぶる」(左)と、リンゴとサツマイモの甘露煮を使った「プティー・ぽむ」(右)

パン生地と小倉あんにチョコレートの味が生きている「箱根餡山(あんさん)ぶる」(左)と、リンゴとサツマイモの甘露煮を使った「プティー・ぽむ」(右)

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 富士屋ホテル(箱根町宮ノ下、TEL 0460-82-2211)が1月27日、函嶺(かんれい)白百合学園高校(箱根町強羅)の学生とコラボした新商品「プティー・ぽむ」「箱根餡山(あんさん)ぶる」の販売を期間限定で始めた。

学生(チーム名=ハコネプラネット)とホテルのベーカリーシェフが連携

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 授業として取り組むPBL(Project Based Learning=課題解決型学習)プログラムに賛同して実現したコラボレーションで、「Z世代のリピーター化のために新しい名物を開発しよう」というテーマで学生とホテルのベーカリーシェフが連携し、半年をかけて商品開発を行った。

 「プティー・ぽむ」(400円)は、リンゴとサツマイモの甘露煮を使ったデニッシュパン。フランス語で「かわいい」の意味を持つプティー(petit)とリンゴのポム(pomme)から名付けた。「箱根餡山(あんさん)ぶる」(500円)は、パン生地と小倉あんにチョコレートを重ね変化を付け、箱根山をイメージした「食べ歩きしやすい形」に成形している。

 学園祭で試作品の販売とアンケート調査を実施し、改良を重ねて商品化。マーケティングも価格設定やプロモーションを学生の意見を生かして実施した。SNS用のCM作成や発売前のPR活動も積極的に行った。1月27日の発売当日は開店早々にショーケースに並んだ2商品とも完売し、順次補充が続いたという。

 ホテル内の料飲関係の企画立案や販売促進を行う大田笑子さんは「コンセプトや商品名、形や味、販売促進の方法まで、学生の皆さんのアイデアを生かしサポートする形で商品化した。これからも、さまざまな場面で一緒に箱根町を盛り上げていきたい」と意欲を見せる。

 販売はホテル内ベーカリー&スイーツ「ピコット」。営業時間は9時~17時。2月29日まで。

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