障がいのある人が自分らしく生きていける社会づくりを目指すNPO法人「アール・ド・ヴィーヴル」が2月11日、教育研究者で東京大学名誉教授の大田堯(たかし)さんを描いたドキュメンタリー「かすかな光へ」の上映会を小田原市保健センター(小田原市酒匂2)で行う。
「学校の教師や子を持つ親、そのすべての人たちに見てほしい映画」と山田洋次監督が推奨している同作品。「教育とは、命と命の響きあい、創造活動・アート」と提唱する大田さんの姿をていねいに描いている。
同映画では、障がいを持った人々による表現活動の場・社会福祉施設「工房集」(埼玉県)の活動が紹介される。この施設には、「アール・ド・ヴィーヴル」が定期的に開催してきた「ワークショップ」を指導しているアートディレクターの中津川浩章さんも運営に関わっている。
映画の題名「かすかな光へ」は、谷川俊太郎さんの同名の詩から名付けられた。作品の中では、谷川俊太郎さん自身が詩の朗読も行っている。監督は森康行さん、音楽は林光さんが担当している。
上映時間は、10時30分と14時の2回。チケットの価格は、前売り=1,000円,当日=1,300円(全自由席)。伊勢治書店本店、伊勢治書店ダイナシティ店、平井書店ほかで取り扱う。