歴史に名を残す「小田原ちょうちん」をシンボルとした夏のイベント「小田原ちょうちん夏まつり」が7月30日・31日、小田原城址公園とその周辺で開催される。
小田原の夏の風物詩となった「小田原ちょうちん夏まつり」。2日間にわたってイベントが行われ、小田原市内は観光客や市民でにぎわいを見せる。
踊り自慢の市民団体が参加する「小田原ちょうちん踊りコンクール」(30日17時30分~)には、小田原ちょうちん踊保存会、さがみ信用金庫、 聯坊童子(レインボーキッズ)、下曽我しらうめ、JAかながわ西湘女性部、いなほ会、小田原市職員互助会、小田原市内郵便局、小田原ちょうちん踊保存会つくし連、小田原市保育士会の各チームが参加して踊りの技を競いあう。
恒例の「自治会みこしパレード」(31日16時35分ごろ~)では、「小田原流」の担ぎ方で13自治体、「江戸前流」の担ぎ方で4自治体、「どっこい」の担ぎ方で8自治体や団体が、みこしを担いでパレードで披露する。
会場周辺のお堀には地元小学生が作った小田原ちょうちん2000張が飾られ夏まつりを盛り上げる。30日の18時50分ごろからは来場者とカウントダウンを行い一斉点灯し明かりがともる。
このほか、「外郎売の口上」(30日16時時50分~17時)、「浴衣でおいでよ盆踊り」(30日19時~)、小田原城太鼓合戦(31日13時~)など多彩なプログラムを用意する。
主催する小田原市観光協会の常盤正則さんは「東海道の宿場町だった小田原で江戸時代に売り出された小田原ちょうちん。折り畳める蛇腹形状が評判を呼んだ。地元の小学生たちが作ったちょうちんがお堀に飾られ、水面に映し出される明かりが暗夜に輝く光景は、とても幻想的。数多くのイベントを家族で楽しんでもらえれば」と呼び掛ける。