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開成町が「ロマンスカー3100形NSEを後世に残そう」 さとふる納税を活用

開成駅前第2公園に設置されている小田急ロマンスカー3100形NSE

開成駅前第2公園に設置されている小田急ロマンスカー3100形NSE

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 開成町は、開成駅前第2公園に設置されている小田急ロマンスカー3100形NSE(新宿方先頭車デハ3181)の車両塗装などの維持管理費用を「クラウドファンディング型ふるさと納税」を導入して募集を開始した。

「クラウドファンディング型ふるさと納税」の返礼品

 1963(昭和38)年から新宿から箱根に向かって走り始めたロマンスカー3100形NSE。開成駅東口には、1966(昭和41)年から運用が開始され、1999年(平成11)年に引退した11編成の新宿方先頭車(3181号車)が保存されている。

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 毎月第2、第4日曜の一般開放日には、全国から鉄道愛好家がロマンスカー3100形NSEを見学に訪れ「愛称ロンちゃん」と呼ばれるロマンスカーとともに過ごしている。屋外での設置であることから、劣化が早く、塗装などの定期的なメンテナンスが必要。ロマンスカー保存会の会員をはじめ、町、町民、全国の鉄道ファンも貴重なロマンスカー3100形を劣化しない方法で保存したいと切望している。そのためには定期的な塗装が必要で経費の工面が大変。

 「そうだ!。クラウドファンディングで協力してもらえないだろうか」とアイデアが出て担当になったのが開成町総務課長の山口哲也さん。鉄道好きで学生の頃からロマンスカーやブルートレインを見に出かけていたという。「ロマンスカー3100形NSEは、運転席が上にあるため展望席設置車両として知られている。現在は2両しか残っておらず、その1両が開成町にある」と話す。

 山口さんによれば、2001(平成13)年に小田急電鉄の好意でまちづくりのために開成町に設置。劣化を防ぐための塗装費は1回150万円。今回は2回分の300万円を、ふるさと納税ポータルサイト「さとふる」を利用して募集。最低寄付額は5千円。小田急電鉄の協力で、寄付額に応じてプラレールなどのロマンスカーグッズが返礼品として進呈されるという。

 開成町の府川裕一町長をはじめ、町を挙げて「ロマンスカー3100形NSEを後世に残そう」と呼び掛けている。