小田原のケーキショップ「IMAYA(イマヤ)」(小田原市酒匂、TEL 0465-49-7730)が2008(平成20)年のオープン当初から販売している「栗のタルト」が定番商品に育っている。
オーナーパテェシエの今屋健一さんは素材にこだわりを持ち、おいしいケーキ作りに挑戦してきた。行き着いたのが「栗のタルト」。今屋さんは「オーソドックスなケーキで、開店以来、年間商品として作り続けている。現在ではリピーターも多く、店の定番」と笑顔を見せる。
今屋さんは自らを「菓子職人」とも言う。職人として、「コンデトライ バッハマン」(平塚市)、「コンデトライ リヒター」(ドイツ・バイエルン州)、「ベルベ」(秦野市)などで修業。ドイツでの修業が今屋さんの菓子作りの原点になっており、ドイツ語で「Backstube(ベーカリー)」と称している。
1996(平成8)年には洋菓子原料輸入商社「日本シイベルヘグナー」(現DKSHジャパン)で、菓子やケーキ作りの素材関係の仕事に従事。ここでの経験や知識が食材へのこだわりに大きく影響しているという。そして2002(平成14)年、現在の「イマヤ」を開業した。
今屋さんは「クリスマスの時期に入ったが、『栗のタルト』の人気は続いている。この時期は、開店以来の客も含めて多くの人がケーキを買う。そのときの幸せな顔を今後も見続けていきたい」と話す。
価格は、1カット=330円、5号=2,580円、6号=3,300円。営業時間は10時~18時。日曜・月曜定休。