見る・遊ぶ

小田原でランニングイベント オンライン開催や感染防止でランナーの期待に応える

走りたいというランナーの思いに応えて開催された「湘南ゴールドエナジーCUP いこ丸パークトレイル」。走る直前までマスクを着装し、時間差でスタートする

走りたいというランナーの思いに応えて開催された「湘南ゴールドエナジーCUP いこ丸パークトレイル」。走る直前までマスクを着装し、時間差でスタートする

  • 0

  •  

 小田原を中心に神奈川県西部地域では、コロナ禍でのランニングイベント実施に当たり、オンライン開催や感染防止に創意工夫した方法で行われている。

「尊徳マラソン」はGPS計測できるスマートフォンのトレーニングアプリ「TATTA(タッタ)」を活用

[広告]

 今年で35回の歴史を持つ「尊徳マラソン」。二宮尊徳翁生誕の地や酒匂川沿いを富士山に見守られながら走るコースで、「走っていて楽しいコース」「富士山に見守られながら走るのがうれしい」などランナーからの評判も良い。

 今回は、新型コロナウイルス感染症の影響によりマラソン大会の開催はリスクがあるため、GPS計測できるスマートフォンのトレーニングアプリ「TATTA(タッタ)」を活用した初のバーチャル開催とし、3月7日から7日間にわたり行われる。参加者は走行距離とタイムを測り、開催期間中に累計で種目の距離以上を走れば完走となる。

 主催する小田原市体育協会の枝野充宏さんは「本来ならば、小田原アリーナをスタート・フィニッシュにしての開催だったが、今回は安全第一としてトレーニングアプリを使って行われる。全国から参加するランナーが酒匂川の光景をイメージしながら挑戦してくれる。ぜひ良いタイムでゴールしていただければ」とエールを送る。参加申し込みは2月27日まで。

 一方、徹底した感染防止策を実施して開催されたのが、トレイルランニング大会「湘南ゴールドエナジーCUP いこ丸パークトレイル」。南足柄市の「足柄森林公園 丸太の森」で1月22日に行われた。トレイルランニング(Trail running)のトレイルとは未舗装路のこと。川の土手の上、林、森など自然の中をコースにして行われるランニングイベントで、「トレラン」と略され近年盛り上がりを見せている。

 「湘南ゴールドエナジーCUP いこ丸パークトレイル」は、地域の森林公園内の周回コースで、昨年の大会は5周の部だけであったが今回から10周の部を新設。初心者のみならず経験者も満足の行くコース設定となった。参加者からは「思ったよりハードなコースだが楽しめた。丸太の森を走る面白さを感じることができた」と好評。大会は2月26日に小田原市いこいの森、3月19日に再度丸太の森で開催される。現在、3月開催のエントリーを受付している。

 運営する守屋佑一さんは「自然の中や山岳コースを走りたいというランナーの思いに応えて開催。参加者の協力も得て徹底した感染防止策を行っている。早く穏やかな日々が来ることを願っている。自然の中を笑顔で走れるようになれば」と話す。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース