「かながわの花の名所100選」に選ばれている「箱根強羅公園」(箱根町強羅)で、約30種のシャクナゲの早咲きの品種が4月11日~14日に見頃を迎える。その他の品種も三分~五分咲きで、1週間ほどで満開となる見通し。
明治時代以降、別荘地・避暑地として開発されていた強羅地区。箱根強羅公園は、主に華族など上流階級の親睦と保養施設として、1914(大正3)年に開園。2001(平成13)年11月には、「白雲洞茶苑」にある「白雲洞」が国の登録有形文化財(建造物)に登録。さらに2013(平成25)年8月には、強羅公園が「造園文化の発展に寄与した意義深い事例」として国の登録記念物に登録されている。
開園当時では珍しいフランス式整型庭園があり、季節の花々が庭園を彩っている。2月はミツマタ、マンサク、ロウバイが咲き、春近い3月にはツツジと桜。そして4月にはシャクナゲが咲く。5月には、3月に咲き始めたツツジが満開となる姿がゴールデンウイークの風物詩になっている。
開園時間は9時~17時(最終入園16時30分)。入場料は大人550円(小学生以下無料)。