小田原の志村屋米穀店（小田原市浜町､TEL 0465-24-2224）は現在、神奈川のブランド米「はるみ」をギフト用にセットした「小田原市産はるみプチギフト」を販売している。

志村屋米穀店

　従来の主力品種「キヌヒカリ」の後継品種として全農・営農技術センター（平塚市東八幡）で開発され、神奈川県内で普及が進められている新ブランドの「はるみ」。今年も日本穀物検定協会の5段階評価で最上クラスの「特A」を獲得。2年連続の高い評価となった。

　JAかながわ西湘農業協同組合は「はるみMT(マーケティングチーム)」を立ち上げ、ブランド化を推進。箱根地域の高級旅館などで使われ、宿泊客から「おいしい」の声が上がっているという。

　米穀店でありながら、ご飯の普及や炊き方のセミナーを開催し、近年では自ら米の生産まで行っている志村屋米穀店は、早くから「はるみ」に注目していた。同店の志村成則さんは「『はるみ』の魅力は、もちもちとした食感と味の良さ。豪華な夕食にも､会席料理にも､そして朝食にも合う」と話す。

　今回、1人でも多くの人に味わってもらうために「小田原市産はるみプチギフト」を商品化した。求めやすく食べやすくするため、300グラム（2合）で価格を450円（税別）にこだわったところ、ギフトだけでなく試食用として買い求める人も多く評判となった。

　志村さんは「神奈川で生まれ育った『はるみ』がご飯のおいしさを多くの方々に発信している。これからも神奈川のブランド米を大切に育てていきたい」と話す。