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小田原の鶏卵や野菜を西麻布で販売 「農家の直売所・春夏秋冬」にぎわい続く

東京・西麻布にオープンした「農家の直売所・春夏秋冬」(11月1日・オープン前に撮影)

東京・西麻布にオープンした「農家の直売所・春夏秋冬」(11月1日・オープン前に撮影)

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 地域循環型の養鶏とこだわりを持って野菜を生産している「春夏秋冬」(小田原市久野)が、11月1日に東京・西麻布にオープンした「農家の直売所・春夏秋冬」が来店客でにぎわいを見せている。

鶏卵は開店と同時に完売する日も多い

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 オープン日の11月1日。店主の檀上貴史さんが準備を終えて開店するとほぼ5分で店頭がにぎわった。「春夏秋冬」を知っている来店客もあり、鶏卵だけでなく野菜も次々に売れ午前中に完売となった。

 春夏秋冬は、より多くの人々に知ってもらうことを目指して、2015年12月に東京・世田谷の上野毛で「軒先マーケット」と題した出張販売を開始した。小田原箱根をはじめとした神奈川県西部地域の野菜などを並べたところ地域の人々に支持され、毎回完売が続いた。一般の消費者だけでなく、素材にこだわるシェフも仕入れに来店するようになった。その後、2018年10月に上野毛から渋谷区・代官山に移動。固定客も増加していた。

 今回の出店に当たり、檀上さんは「西麻布の市場状況を調べた。その昔『霞町』と呼ばれていた地域で、食材にこだわる人々が多い割りに店舗が少なく、青山通りにあった高級スーパーの閉店などもあり、市場性があると判断した」と話す。

 店舗候補地が見つかり契約。開店準備を加速させ11月1日にオープンした。檀上さんは「軒先から店舗での販売になり、より多くの商品の提供と開店する日数の増加が可能となった」と話す。

 オープンの11月1日は、以前に取材に来ていた「くいしん坊!万才」(フジテレビ系)のオンエアー日。番組を見ていた方の来店もあったという。「食材にこだわる人が来店してくれている。そうした人々の期待に応えるような商品を今後も提供していく。それが使命だと思う」と檀上さん。11月15日には開店準備中に鶏卵が完売となった。

 開店は水曜と日曜の週2回。10時~売り切れまで。

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