早咲きから遅咲きまで約300品種500本の梅が植栽されている「小田原フラワーガーデン」(小田原市久野、TEL 0465-34-2814)は、恒例の「梅まつり」を開催している。
小田原フラワーガーデンで1株にもかかわらず紅白や白色を咲かす「咲き分けの梅」。その華やかさから人気を集めている
今年のテーマは「咲き分けの梅~1株で織りなす紅白~」。咲き分けの梅とは、紅白・白色・絞りなど、花が複色咲きする品種で、1株で華やかな彩りを楽しむことができ人気を博している。今回は咲き分けをする品種の紹介と、咲き分けに関する豆知識の提供も行われる。
現在、早咲きの品種「八重寒紅(やえかんこう)」や「八重野梅(やえやばい)」は既に満開で見頃を迎えている。「蓮久(れんきゅう)」「緋の司(ひのつかさ)」などの中咲き品種も咲き進み、全体の見頃は2月中旬を見込んでいるという。
併せて、期間中(週末)には多彩なイベントを開催。日本梅の会会長大坪孝之さんが案内する「梅園ガイドツアー」(2月20日)、梅の香りをイメージしたエッセンシャルオイルを使用した「梅の香り袋作り」(2月19日、23日)などが行われる。
小田原フラワーガーデンの嶋大樹さんは「梅が咲き誇るのは、園内の『渓流の梅園』エリア。ここは、関東最多級の品種数を有する梅園。ぜひその醍醐味を満喫して頂ければ」と呼び掛ける。
梅まつり期間中は無休で開園。梅園入園・駐車場利用ともに無料。3月6日まで。