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小田原のパティシエが「春待ちスイーツセット」 自ら栽培したイチゴ使う

自ら栽培したイチゴを使った「春待ちスイーツセット」

自ら栽培したイチゴを使った「春待ちスイーツセット」

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 農薬不使用の土壌栽培にこだわるパティシエが自ら食材を栽培している小さな「菜園」で味の良いイチゴが収穫され、ナチュラル菓子工房「citron(シトロン)」(小田原市小八幡、TEL 0465-43-2364)より「春待ちスイーツセット」として販売している。

「シトロン菜園」で収穫されたイチゴ。「春待ちスイーツセット」

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 「スイーツのアイデアや商品開発するラボと、それを品質良く製造するアトリエ、食材の一部を栽培するガーデンをそろえてスイーツ作りをしたい」との夢に向かっている大和田芳実さん。積極的に店舗を持たず、その面積でラボとアトリエを整備。ラボではアイデアや食材のケミストリー効果も生まれ、アトリエでは完全な手作りによる製造を続けている。

 大和田さんは「もう一つの夢はスイーツ素材の一部を収穫する菜園を持つこと。でもそれはなかなか難しいので、ままごとのように本当に小さな菜園で、土壌にこだわり農薬不使用で食材のほんの一部の栽培を始めた。かっこよく見えるが実は、おいしくて安全なものを食べに来る虫との戦い。それを乗り越えて思い通りのイチゴの収穫が実現した」と笑顔で振りかえる。

 「もうすぐ春ですね」と大和田さん。収穫したイチゴを使って「春への期待と春の味」をコンセプトに、「ホワイトチョコテリーヌ苺ソースがけ」「ヨーグルトとイチゴの焼きタルト」「イチゴヨーグルトろーる」の3品で「春待ちスイーツセット」として発売。予想を超える反響に大和田さんはアトリエを忙しく走りまわっている。

 価格は1,100円(3種3品)。

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