箱根小涌園「元湯 森の湯」(箱根町ニノ平)は1月1日から、正月の門松などを飾り、新年の幕開けに合わせて季節の湯「松湯」を提供する。
冬の厳しい寒さの時期も青々とした緑を保つ松。その花言葉は「不老長寿」
松は冬の厳しい寒さの時期も青々とした緑を保つその姿から、花言葉は「不老長寿」「永遠の若さ」。西洋では「希望(HOPE)」とされ神聖な植物ともいわれている。箱根小涌園ユネッサンの神野天洋さんは「年の初めに縁起を担ぎ、心身ともに健康で明るい一年を過ごしていただけるよう願いを込めて『松湯』を企画した」と経緯を話す。
日本には古くからある「季節湯」。薬草や旬の植物を湯船に入れて楽しむ入浴文化で、「季節の香りを楽しみ体の隅々まで温まっていた」と言われている。神野さんは「新年と言えば『松』。松の葉を袋に入れ浴槽に浮かべる。事前に行う試し湯で体験すると、松の香りの良さを体験できた。正月にふさわしい季節の湯を楽しんでいただければ」と呼びかける。
開催場所は箱根小涌園「元湯 森の湯」の露天エリアにある「陶器風呂」。営業時間は11時~20時(最終入浴は19時30分)。入場料は、大人(中学生以上)=1,500円、子ども(3歳~小学生)=1,000 円。1月28日まで。